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収蔵庫の計画と注意点

収蔵庫の計画にあたっては、以下の点を考慮する必要があります。

収蔵品の種類や性質

収蔵品の種類や性質や素材に応じて、収蔵庫の設計には温湿度が調節可能な設備や、湿度管理に有効な内装仕上げ材料を選定する必要があります。

収蔵庫の場所

収蔵庫の場所は収蔵品の種類や性質、地域の気候条件、建物の構造などを考慮して選定する必要があります。また、博物館や図書館のように大量の収蔵品を保管する場合は、動線計画や揚重方法と収納スペースや保管方法も考慮する必要があります。

収蔵庫の大きさ

収蔵庫の大きさは保管する収蔵品の量やサイズに応じて設計し、什器のレイアウトも考慮する必要があります。什器のレイアウトを考慮した照明器具の配置計画や照度の検討や、将来的な収蔵品の増加も考慮して余裕を持たせた設計が望ましいです。

収蔵庫の設備機器

収蔵庫には収蔵品を適切に保管するための設備機器が必要です。例えば、収蔵品の変色や劣化を防止する為に、適切な温度や湿度を維持する空調システムが必要で、その他にも消防設備・防災対策、防犯対策などが挙げられます。

空気清浄機能

収蔵品の保存には、空気中の汚れや微生物を除去することが必要です。空気清浄機能を備えたHEPAフィルターや活性炭フィルター、光触媒フィルターなどを使用することで収蔵品の劣化を防止することが期待できます。

防虫・防カビ機能

収蔵品の保存には、虫やカビの発生を防止することが必要です。防虫・防カビ機能を備えた消化設備を使用することで、収蔵品の劣化を防止することができます。

まとめ

収蔵庫とそれまでのアクセス方法など、検討する項目は多くありますが収蔵物の維持管理を適切に行う為の方法を慎重に検討することが重要です。

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